キャットフードの種類

皆さんは今、愛猫にどんなキャットフードを食べさせてあげていますか?
キャットフードとひとくちにいっても、いくつか種類があり、それぞれ特徴があるのです。
今回は、キャットフードの種類についてお話しします。

まず挙げられるのは、ドライタイプのものです。
よく「カリカリ」という呼ばれ方をしているもので、この呼び名の方がピンとくる方も多いでしょう。
ドライタイプは水分量が10%以下に抑えられており、最も乾燥したタイプのキャットフードになります。
乾燥しているがゆえに、開封しても1ヶ月ほどは保管することができ、長期保存に秀でています。
いつでも食べられるようにとお皿にあけて放置していても、基本的に腐ることはないので、気まぐれな性格である猫がいつでも食べられるようにすることができるので、飼い主としても求められるたびに食事を用意してあげる手間が省けます。
しかし、脂肪分や高たんぱくである肉を含んでいるので、与えすぎると肥満の原因になってしまいます。
一食当たりの量をしっかりと考慮するようにしましょう。

次に挙げられるのは、ウェットタイプのものです。
これは「ネコ缶」という呼び名が広く知れ渡っており、飼い主さんによってはドライタイプよりも多く挙げている場合もあることでしょう。
ウェットタイプは水分量が70%以上と、その名の通り各種類の中で最も水分を多く含んでいます。
水分を多く含んでいるため、開封後は日持ちせず、すぐに食べさせてあげる必要があります。
そうでないと愛猫の体調悪化につながりかねず、注意が必要です。
しかし、消化がよく猫の食いつきが良いので、ドライフードに日ごろ興味を向けてくれなかったり、食が細くて困っているという場合には最も合うと言えます。

もう1つは、セミドライフードです。
これまでに挙げた、ドライタイプとウェットタイプの中間にあたります。
レトルト食品のパウチのようになっている場合が多いです。
水分量は30%~40%と、水分量そのものもドライとウェットの中間です。
位置的には中途半端に見えますが、メリットもしっかりあります。
それは、堅さが程よく作られているので、子猫でも老猫でも食べることができる点で、適度な水分補給もできます。
ただ、ドライタイプほど保存期間は長くないので、管理を怠ってはいけません。

日ごろの愛猫の食いつきの良し悪しを見て、最もその猫に合うものを選びましょう。